導入事例 / FA事業

図面のない、古い制御盤の調査・更新

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現在使用している制盤が30年前と古く、図面も残っていないため、既設制盤を調査・更新し、設備を延命して欲しい。
MELSEC計装PLCとタッチパネルを採用した結果、短期間で制御盤のリニューアルができ、設備の延命ができた。

老朽化した制御盤のPLCをMELSEC計装PLCに置換し、設備を延命

窯業(ようぎょう)を営む企業の現場生産責任者様からのお問い合わせで、焼成炉・乾燥炉の制御盤の仕様が古く、かれこれ30年以上も前のものを使用されているとのことでした。あまりに古い設備のため、設備の図面やシステム構成などの仕様書などが残っておらず、管理できる人材もいないといった現状でした。またPLCも廃盤となってしまっていたため、現在のデータのバックアップをとることもできず、故障したら生産ラインがストップしてしまう、といった問題も抱えてみえました。そこで、制御盤を新たなものに更新し管理しやすくしてほしい、といったご依頼をいただきました。

工場の休業日を狙って作業を行い、短期間で安定的な稼働を実現

まずは2人×2日にて古い制御盤の調査に伺い、現状を把握。制御回路と温度調節計のパラメーターを確認しました。生産ラインに影響が出ないよう、工場の休業日を狙って、MELSEC計装PLCを置換し、タッチパネル式の制御盤を導入しました。これにより、異なる温度の炉をタッチパネルで簡単に設定できるように改善し、温度管理がしやすくなりました。
また、汎用性の高いシステムで構成したため、修理やメンテナンスも容易に行うことができ、設備全体の延命を実現。お話をいただいてから5ヶ月という期間で安定的に稼働させることができました。

このように、古くから稼働している工場などでは、制御機器やPLCなどが廃盤になっているものだったり、図面が管理されていなかったりといった事案がまれに見られます。生産ラインの停止を最小限に調査・更新することも可能ですので、ぜひ一度ご相談ください。

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